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ニュースリリース

板紙・段ボール新聞 2004/12/07
アドバンステクノロジーシステム
見積支援ソフト開発
CADと連動営業コスト等削減

アドバンステクノロジーシステム(有)(愛知県稲沢市、℡0587-24-3178)は見積もりにおける原価計算を簡素化し、ボックス・紙器メーカーの営業をサポートするシステム「Score!The DATABASE」を発表した。見積原価計算システムとして経営戦略の構築や営業にかかる時間やコストの削減に効果を上げるだけでなく、CADシステムとの併用で営業支援ツールとしても販売展開していく。

ボックスメーカーの営業においては、顧客に提示する見積りの詳細をよく理解せず「この金額以下なら赤字」というような大まかな計算で見積りを出してしまう事もあった。その結果、顧客との価格競争で原価内容を説明できず、値下げ要求の対応だけに終始したり、価格の具体性が無く他社との競合で敗れたり、取引を中止または縮小されるケースもみられた。

同システムに原材料費や機械固定費、販売管理費などを設定しておくだけで、見積価格中にどのようなコストがかかっているか詳細に判明する。これにより製品ごとに材料費、印版、抜型代などの製造コストや加工賃など人件費、会社の利益額を自動計算できるため、顧客との交渉だけでなく、社内のコストを理解して経営改善に役立てられる。
営業にかかる時間やコストも、CADシステムとの連動やサーバーとの通信機能で大幅に削減できる。顧客との交渉時にCADで図面を作成すれば現場で図面を印刷して提案が可能で、見積価格もその場で提示できるため、帰社してからの書類作成が必要ない。現場で受注できればモバイル通信で社内サーバーにCADデータを送信し、サーバーと繋がったサンプルカッター(別売り)が即座に稼動することで、サンプル提案が迅速に行える。

最近では見積書に原価計算書の添付を要求する大手エンドユーザーが増加し、見積りに掛かるコストも増加する傾向があるという。他の製造業で実績のある原価計算システムをベースに、段ボール分野の計算ノウハウを加えた同システムを導入することで、原価計算や書類作成にかかるコストだけでなく、計算書など累積する書類のスペース問題も解決できる。
導入に関しては、生産管理、工程管理など他社製システムが導入済みの工場でもカスタマイズを行うことで併用でき、更なる業務効率化を図る事が可能。対応OSは、MACが10.3以降でWindowsが2000以上となっている。
ATS
アドバンステクノロジーシステム株式会社