ニュースリリース
工業技術新聞新聞 2007/05/20 |
広範囲の加工域5000×2200 デジタルカッター「デュアル・ワイド」 アドバンステクノロジーシステム(愛知県稲沢市高御堂1-3-25プリンス第三ビル 電話0587-24-3178)は、4月18日~21日までインテックス大阪で開催された「AーPACK}に、デジタルカッターなどを紹介、来場者より好評を博した。 重包装強化段ボール(AAA)のシートサイズは、一般のシートとは違い大きなサイズが通常。原反のままで従来加工できず、シート購入の際などに適当なサイズにカッティングしていた。 そこで、同社は、そのような無駄を省くため、原反のまま加工が可能な加工サイズ(加工範囲5000×2200mm)を持つ、デジタルカッター「デュアル・ワイド」を提案。 周波数制御方式の電機振動カッターを搭載したことで、振幅巾、周波数、パワーが従来機の約2倍(同社比)を実現。また、素材に応じて周波数をソフトが自動制御し、初速/終速に応じて周波数が自動制御する。スピードのアップと加工素材の範囲も拡大した。カッター刃の耐久性の向上、盤面保護材の消耗度の低減、素材のカット面に共通の品質など、多くのメリットをもたらす。 刃に負担のかかりずらい直線は引き切りで、円弧など刃の進行方向に負けてしまう部分は振動カッターで1本のヘッドで制御可能。 ツインヘッド型で、生産性がほぼ2倍になったにも関わらず、値段はシングルヘッドの市場価格とほぼ同等。また、業界では最新の駆動システムのベルトラック&ピニオン方式を採用。高精度でありながら、ラックを鉄から強化ゴムベルトに替えローコストを実現するなど、ハイコストパフォーマンスを誇る。 様々なシートサイズ、素材、加工条件に対応するオプションツールの充実した優秀機であり、各オプションツールを装着することで板紙や一般段ボール、ゴムパッキン、化繊品、プラ段(10mm位)、重包装強化段ボール(AAA)、発泡品・ウレタン(60mm位)など、加工適応素材の幅が広がる。 また、シングルヘッド型の「エクスプロイト」もある。ツインヘッド型同様、充実したツールで様々な加工・素材・シートサイズに対応する拡張性の高い優秀機である。スピーディで滑らかな動きで、サンプル作成だけでなく、小ロット生産にも最適。廉価であるのも特長。 |